処分されてしまう前に
不動産の仲介業務をしていると建物の解体についても調整することがよくあります。
以前仲介をさせていただいた土地は既存の倉庫を解体してから引渡すことが条件でした。
片付けから始めるとのことで倉庫の中を見せてもらうとかなり雑然とした状態。しかし中には古道具や古材があり、私にとってはなかなかテンションの上がる光景でした。
オーナーが必要とする物や買い取ってもらえそうな物を仕分けした後で再度見せてもらうと古い床板が残されていました。聞くと処分するというのでお願いして譲っていただきました。
その後倉庫は解体され、土地は買主様に引き渡しとなりました。
古い建物の解体ではいろいろなものが簡単に処分されています。理想はなるべく再利用したほうがいいのでしょうが、そこまでの手間はかけられず現状は難しいようです。たまたま今回はタイミングよく引き取ることができましたが、余裕がなくあきらめた古材もありました。
譲ってもらった床板ですが、このときは具体的な使いみちは全く考えていませんでした。もったいないと思ってとりあえず引き取らせもらった古い床板がその後どうなったかはまた改めてまとめたいと思います。(石井)